小学生から中学生へ 〜卒業〜
今週のお題「卒業」
お題で「卒業」ということが挙がったので、この機に自分の「小学校の卒業」、「中学校の卒業」、「高校の卒業」、「大学の卒業」をそれぞれ振り返ってみることにする。
「卒業式」という点の描写ではなく、「接続点」としての「卒業」を書いてみる。題名の通りだ。
今回は、「小学校の卒業」について。
あなたにとってはどのような「接続点」だっただろう?
僕にとっては「不安」という言葉が一番強く当たるのではないかと思う。
当時通っていた小学校は、自分が進学する中学校へと進む人数が学年で8人程であった。
これは、中学校の1学年が200人程度ということを考えると5%程にしかならない人数である。
そのため、「知らない人たちに混ざるんだ。。」という、得体の知れない不安感に襲われていたのを記憶している。
それを助長したものに学生服もあるだろう。
これもまた、未知との遭遇だった。
それまでは、私服で通っていたものが学生服になるのは大きな変化だ。
さらに、僕を煽ったのは「ベネッセ」だ。
ベネッセから届く、チラシにはいつも「定期テストに関する不安」や、「部活の不安」などが漫画でわかりやすく描かれていた。
(当然のように、僕は進研ゼミへと助けを求めることとなった)
当時はこんなこと思いもしなかったが、ベネッセのやり方はとてもうまい。事実、僕も進研ゼミに加入したのだから。
これらの変化と、不安を煽るモノの登場により不安でいっぱいだった。
そして、ずっと遊んでいた友達と離れるのが本当に寂しかった。
今では、ガラッと違う環境に入れたことは良かったことだと思えるが、当時はそんなこと思えるはずがなかった。
自分の小学校の卒業は、「不安」で語れる思い出でした。
読んでいただきありがとうございます。